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あなたが離婚することになった際に、「財産分与」の手続きを必ずとることになります。

これは、結婚期間中に夫婦で築いた資産(預貯金、不動産など)は、基本的には全て半分ずつに分けましょう、という法律です。

これは一緒にくらしていた期間のみが対象となり、別居をしている期間については、財産分与の対象外になります。

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財産分与で分けるもの、分けないもの

基本的には、夫婦で協力して得た「共有資産」と、夫婦の協力とは無関係に取得した「特有財産」の2種類があります。

共有財産
財産分与の対象
家財道具・不動産(土地/建物/別荘)
自動車・銀行預金・株券(有価証券等)
特有財産
財産分与の対象外
夫婦一方が婚姻前から持っていた財産
婚姻中に相続や贈与などによって取得した財産
個人の才覚によって築いた財産

独身時代に貯めていた貯金が財産分与の対象外になるのは、当然といえば当然の考え方ですよね。

しかし、結婚期間中にしてしまいがちなある行動が原因で、独身時代に貯めた貯金まで財産分与の対象とされてしまうケースがあるのです。

結婚前よりも減っていた私の貯金…財産分与の落とし穴

 

手数料も手間も時間もかかるし、大変な作業でしたよ。

結婚する時に持っていた貯金

結婚する時に私の名義で持っていた銀行とその残高はこちらです。

A銀行はメインバンク、B銀行は貯蓄用の口座です。

  • B銀行のうち150万円はネットバンクであるC銀行の定期預金に移して運用していました。(当時は金利が良かったので)
  • 分与した金額の中には、預貯金の他に、生命保険の解約返戻金なども含まれます。

結婚生活中の大きなお金の動き

結婚生活の中で、まとまったお金が必要になるときがありますよね。例えば夫婦どちらかの車や住宅のローンを組む際の頭金などです。

私の場合は、結婚してから別居するまでの間に発生した大きなお金の動きはこちら。

  1. 元夫の車1台目購入
  2. 二世帯同居のためのリフォーム
  3. 私の車購入1回
  4. 元夫の車2台目購入(ローン)の頭金

この4つのうち、2.二世帯同居のためのリフォーム4.元夫の車2台目購入(ローン)の頭金の際に、やってしまったのです。

夫婦の現金では足りなくて、私が結婚前から持っていたB銀行の口座から、足りない金額を引き出して補てんしてしまったのです。

財産分与で弁護士から言われたこと

3回の離婚調停で離婚が合意された後、4回目の離婚調停で、財産分与について話し合うことになりました。

この頃担当の弁護士から、私は財産分与の準備にあたってこんなことを言われました。

弁護士
あなたが持っているすべての銀行口座について、取引明細を準備しておいてください。 期間は、結婚期間中のもので。

これがかなり手間と時間とお金がかかる、大変な作業でしたよ^^;

補足ですが、代表的な都市銀行で、取引の開示請求にかかる手数料はこのようになっています。結婚期間が長く、銀行の数が増えると数万円かかってしまいます。

開示を依頼する情報手数料(消費税込)
氏名、住所、電話番号、生年月日、勤務先(勤務先名または職業・電話番号)左記一括840円
取引残高(科目、口座番号、残高)特定日毎2,100円
取引の履歴に関する情報1ヶ月分ご留意点525円
上記以外の情報1項目毎1,050円



(*)期間は暦月ベースで計算。(例)平成17年4月25日から平成17年5月10日は、2ヶ月分として計算します
引用:三井住友銀行「開示請求等手続について」

さて、こうして取り寄せた銀行からの取引明細に目をとおし、大きな金額の動きがあるものについては質問を受けました。夫の車購入やリフォームのために使ったお金であること、元々は私が独身の時に貯めたお金であることを必死に訴えたのですが…

弁護士の見解は、こうでした。

弁護士
A銀行、B銀行の口座は、夫婦の生活費や、車、家、つまり共有資産を購入するのに使ったものですね。
これらの残高は、夫婦で分割することになりますよ。

 

結婚前から貯蓄していたB銀行のお金は、私が結婚前に貯めていたものなのに!

共有財産とみなされて、分割されてしまったのです。

 

離婚後私の手元に残ったお金は

財産分与の対象として清算されたものは預貯金の他に、生命保険などがありました。

貯蓄型の生命保険は、別居した時点での解約返戻金が、共有の資産とみなされます。

それらを合算し、私の名義の預貯金のほうが多かったため、共有資産の半額に該当する282万円を元夫側に支払うことが調停で決定することになったのです。

最終的に、離婚が成立し私の手元に残ったお金はこのようになりました。

結婚前:317万円 → 離婚後:290万円・・・

 

財産分与で27万円も損してしまった!!

 

全身の力が抜けたと同時に、元夫に対する憎しみがこみ上げてきたのを覚えています。元夫は結婚前に、自分の口座から貯金のほぼ全額を引き出し、定期に預けて元姑がちゃっかりと管理していたのです。

私も本当は、こうしておくべきだったんだと後悔しました。

夫婦のお金でやってはいけなかったことのまとめ

この経験で、私が離婚する際のお金に関することで、やってよかったこと、やってはいけなかったことを以下のとおりでした。

やっておいてよかったこと

・自分の貯金をネットバンクに移動しておいたこと

やってはいけなかったこと

・メインバンクとして使い続ける口座に、結婚前の貯金残高を残したままだった

・まとまったお金が必要になった時、独身時代の貯金に手をつけてしまった

 

ここに挙げた2点、あなたは心当たりがありませんか?

あなたが離婚するか、あるいは別居を決意して家を出た時点で、財産分与の対象となる“婚姻期間”が確定し、それにより財産分与の対象となる額も事実上、決定します。

早めに自分の持っている財産について洗い出し、分与されるかどうかのチェックを行っていきましょう。

財産分与されない自分だけのお金を稼ぐ方法をこちらで紹介しています。

 

離婚資金の貯め方!損しないための財産分与と働き方のコツ
2017.9.19
この記事を読んでいるあなたは今、別居や離婚のことを考えてはいるけれど、経済的な理由でなかなか踏み切れないでいるのではないかと思います。 「お金さえあれば、すぐにでも離婚したいのに…!」 そんな風に思いながら、毎日を過ごしているかもしれませんね。 本当に離婚を考えるなら、少しでも生活に困らないために...…

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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