
息子と一緒に、2018年3月21日公開の映画「ボス・ベイビー」を観にいってきました!
朝早めの時間の上映でしたが、私のような親子連れ、20代前半くらい?の女の子グループなど、田舎の午前中の映画館にしては人が多かったように思います。
TVなんかで告知もけっこうしてたのかな?
私は予告もちゃんと見ていなかったので、特に先入観なく、息子も見たいって言ってるしなんか楽しそうなコメディーものかなぁとぼんやり思ってました。
後でわかったけど、ムロツヨシさんが声優さんとして出てたみたい! 他にNON STYLEの石田さん、乙葉さんなど!
昨日から公開しました、
ボスベイビー、(^^)、
家族写真ですー、ぜひに映画館へ、
こんちわ、 pic.twitter.com/AcsoytiYOa
— ムロツヨシ (@murotsuyoshi) 2018年3月22日
内容は想像以上に面白くて、メッセージ性もあって、子どもはケラケラ笑って楽しんでましたが、大人の心にはグッとくる映画でしたよ。
※少しネタバレの部分もありますので、先に映画を観たい!という方はご注意ください!
日本語版の予告編はこちら!
ボスベイビー感想1:見ていて可愛いシーン満載だった
この「ボス・ベイビー」といわれる赤ちゃん、スーツはきてるし、中身も”オッサン”だけあって、まぁ饒舌にしゃべります。
しかし、体型とのギャップが良い! ボス・ベイビーが足をくすぐられたときなんかに見せる無邪気な笑顔とか、お尻のムチムチ具合、歩き方とかほんとに可愛くて癒されます!典型的な幼児体型だし!
中でも気にいってるのは、初めに出てくるボス・ベイビーが世に送り出されるまでの工程。まるで“赤ちゃん製造工場“みたいな感じで、ベルトコンベアかスロープみたいなので次々に赤ちゃんが流れてくる!
考えてもみなかった発想で、めちゃくちゃシュールですね。あのシーン大好きです。
この“赤ちゃん製造工場“のようなところで、ひとりずつお腹をくすぐられて、素質を試されます。
- 笑った赤ちゃん=「家族」 赤ちゃんとして家庭で生きていく
- 笑わない赤ちゃん=「経営」ベイビー株式会社の社員として「秘密の任務」を遂行する
これまで両親の愛を一身に受けて育ってきた7歳の少年ティム。その家族の中に、ボス・ベイビー「経営」の赤ちゃんとしてやってきます。
赤ちゃんのお世話であまり両親に構ってもらえなくなったティムは、ボス・ベイビーが任された任務が完了すれば自分の目の前からいなくなるというボス・ベイビーの言葉を聞いて、任務を協力することになります。
早く両親の愛を独り占めしたい一心で。
ボスベイビー感想2:テーマはシンプルに『愛』だった
最初はボス・ベイビーが憎くてたまらなかったティムも、一緒に協力していくうちに意気投合するようになります。
最後には本当のきょうだいとして受け入れる覚悟をし、『一緒に暮らそう』とボス・ベイビーに手紙を出すんです。
あらためてごく普通の赤ちゃんとしてティムの家庭に迎え入れられ、仲良しなきょうだい、家族として一緒に大人になっていったのでした。^^
ティムはきっとボス・ベイビーとの色んな冒険の中で成長し、両親からの「受け取る」愛だけでなく、「与える」愛があるってこともしっかり身につけていったんですよね。
一方で、生まれたときから中身が大人だったボス・ベイビー。
家族に愛されたという経験がなかったボス・ベイビーも、ティムの人間らしい優しさを受けて少しずつ変わっていったはず。
ところで、個人的にちょっと気になっているシーン。
いつものように、夜寝る前にティムの枕元にきて絵本を読んだり歌を歌ったりする両親。
ママが「ティム、そろそろ弟はどう?」と問いかけると
ティム「別にいいよ。ひとりっこで。」
という会話があったんですが、
このシーンを見て「…あれっ?」と思ったんですよ。
赤ちゃんがベイビー株式会社で作られ一般家庭に送られるという“設定”のお話にもかかわらず、
ママのお腹が大きかったんですよね。
お話の中の、赤ちゃんができる家庭と完全に矛盾してる。
何でかな~どっちがホントかな~って何となく考えながら、その後見ていたんです。
オープニングでは、妄想癖のある少年として紹介されたティム。
弟ができたことで両親と自分の時間が奪われ、さみしかったティムにとって、
ボス・ベイビーとの出来事はすべて壮大な空想のお話だったんじゃないかなと思ってます。
7歳のティムが「経営」とか「任務」とかそんな話思いつくのかとか、細かいことは抜きにして、です。
まとめ
じっくり見ていくと、人間同士が足りないところを補い合っていく姿なんかが見えてくるし、心がほっこりする映画だったな~と思います。
印象に残った言葉は、『愛には限りがある』。
愛は無限にあふれ出てくるものではないし、誰かへの愛に無限の力があるわけでもない。
だからこそ、いま目の前にいる人に対して、いまの自分ができること精いっぱいやる。
これができたから、ティムは「人から愛されたいひと」から「人を愛せるひと」に成長できたのかもしれないな。
なんか上からっぽくなってしまいましたね、、、
まぁでも、やっぱりアメリカの映画って感じで、けっこう展開が速くて、笑えるところも満載なので、色んな世代や境遇の方が見て、色んな楽しみ方ができるんじゃないかな!