
息子が小学校に入学してから4年間、親子2人で2DKのアパートに住んでいましたが、引っ越しをすることに決めました。
これでネズミとおさらばできる! そうは思ってるんだけど、、
11歳の息子は発達上の特性(発達障害)をもっています。
やっぱり生活環境が変わることは、子どもにとって負担になることもあるんだろうな。
息子を連れての引っ越し、実は4回目。
息子も少しずつ成長し、自我ができたり自己主張もできるようになってきたこの頃。引っ越しをする上で気をつけたいポイントを整理してみました。
Contents
発達障害をもつ息子、人生4回目の引っ越し。
ブログのプロフィールにも書いていますが、離婚前は二世帯同居や別居、離婚後は今の小学校のある校区へ引っ越し、息子が生まれてから3回の引っ越しをしています。これで4回目。
元夫と別居をはじめた時は、私自身も精神的に余裕がなくて、辛くあたってしまうことがありました。息子も不安定で、パニックになることもまだ多かったです。
離婚後、小学校入学と同時に引っ越してからは、先生や友達に恵まれ、想像以上のスピードで環境に馴染んでいった息子。
未だに学校に行くのが嫌だといった日は、1日もありません。(週明けに”ダルイ~”とかは言ってる笑)
親としてこんなに有り難いことはありません。本当によくがんばったと思ってます。
今回は、今住んでいるアパートを息子が気に入っているので、引っ越しを伝えると残念がっている様子。
「もう引っ越しは仕方ない?」「観念して引っ越しする?」と何回も聞いてきます。
発達障害の子どもと引っ越しで気をつけること
住む部屋を実際に見てみる
これから住む物件を、一緒に見に行くのがいちばんです。
息子は小さい頃からそうでしたが、誰かのお宅とか病院とか、初めての場所へ行くのをとても不安がっていました。
住む部屋やその周辺に、これはどうしても無理っていうものがないかどうか、確かめておくと良いですね。
音に敏感なお子さんもいると思うので、周辺の騒音なども気になるところですよね。
先日、検討中のアパートを見に行ったときの出来事。
息子を連れて新アパートの下見に行ってきました。なんと息子の大の苦手なトイレの蓋が自動で開くタイプ!
びっくりして後ずさりしてたのでちょっと心配してたけど、夜になって「トイレに座っているときに蓋が閉まることはある?」と聞いてきた。
— まやち (@annie20go) 2018年4月26日
これまではひたすら嫌がって寄り付きもしなかった、自動開閉タイプのトイレ。
センサー式の自動洗浄もずっと苦手でした。
自動で閉まる蓋に、”おしりかじり虫”のように、ガブッとかじられたらどうしよう、って思ってたみたい。笑
現実にはあり得ないってことは、息子も頭では分かってたはず。
きっと、自分の不安をきちんと伝えられたことでの安心感もあったんじゃないかなと思っています。
自宅のトイレで慣れてもらえたら、いちばん良いよね!
上手くいけばいいな、と祈っています。
生活スケジュールがどう変わるか、具体的に説明する
発達障害をもつお子さんは、イメージや想像を持ちにくいことが多いのかなと思います。
たとえば「ちゃんと片付けて!」「部屋をキレイにしよう!」と言うより、「ハサミはハサミって書いてる箱へ入れようね」と具体的な行動を示すほうが、動きやすいんですよね。
だから引っ越しするときも、生活スケジュールがどう変わるのかを、できるだけ具体的に説明してみました。
今回は校区内の引っ越しですが、学校まで300以内なのが2キロ近く離れる予定です。
そこで息子に伝えたのは、以下の点。
- 転校はしなくてもよい。
- 学校が遠くなる。
- 朝の出発時間は変わらない。
- 朝は車で学校の近くまで送る。そこからは歩いて行く。
- 木曜日の下校は、徒歩からお迎えに変更。
週の大半は、放課後デイサービスのお迎えが来てくれているので、帰りは木曜日のみの変更です。
ちなみに私は職場からも遠くなり、自分の負担も増えそう…^^;
心地よいスペースをつくる
これまではあまり意識してなかった、子ども部屋。
小学校高学年になったし、1LDKのうち一部屋を息子の部屋にすることにしました。
最近はひとりで静かに寝室にこもって、音楽を聴いたり動画を見たりもするようになった息子。
たしかに2人きりだと、お互いに話し相手は1人だけ。逃げ場がないときもあります。
でも今はまだ、基本的にはリビングにいて、ゲームやTVを見ながら「お母さんお母さん…!」と話しかけてくることが多いです。
まぁ、1、2年後にはどうなってるかな…^^;
自分の部屋ができることには喜んでいるみたいだけれど、一緒にいたいときはリビングにもいられるし、1人になりたいときは部屋にいられる、お互い心地よくいられるスペースにしたいですね。
ちなみにLDKの部分にはちょっと死角になりそうなスペースがあるので、そこに私のベッドを置くことにしました。ほんとは2LDKあればよかったんだけど。。
環境が変わると見えてくる、新たな成長と課題。
引っ越しで住む環境が変わることで、楽になること、負担になること、色々あります。
特に発達障害をもつ子どもは、変化を嫌うことが多いですよね。
何がどう変わるのか、事前にできるだけ説明して、その後の様子を慎重に見ていかないとな、と思っています。
思ってた以上に平気で環境に馴染んでいったり、逆に今まで出来ていたことでつまづくようになったり、するかもしれません。
新しい環境が、何か成長できるきっかけになればいいなと思います、息子も、私も!