
別居準備マニュアル【失敗談・基礎編】では、別居する時に持ち出すことが可能なものや注意点など、法律的な部分を含めて、基礎的な考え方をご紹介してきました。
また、十分な荷物を持たずに家をとび出してしまった私の失敗談なども書いてきました。
今回は応用編です!離婚を視野に入れた別居準備をするときに欠かせないものから、荷物の整理に役立つツールなどをご紹介していきます。
Contents
必需品はいつでも持ち出せるように備えよう
まずは、最優先で持っていくべき荷物は、生活するのに必要なものです。
既に夫婦関係が良くない場合は、「いつ出て行こう…?」と家を出るタイミングを見計らっているケースも多いと思います。
夫と話し合って、ある程度納得させてから家を出るケースもあるかもしれませんが、ほとんどの場合は、内緒で準備を進めていることと思います。その場合、別居に踏み切るタイミングというのは、突然やってくることがあります。
いざというときのために、絶対にかかせない必需品はいつでも持ち出せるよう、常に用意しておきましょう。
この必需品の中には、日常生活に必要なものの他に、「離婚の手続きに必要な3つのステップ」があります。日常生活に必要なものは、下着や日用品、薬、子どもの学用品など必要に応じてそれぞれだと思いますので詳しく書くことは省略します^^;
離婚の手続きに必要な3つのステップ
離婚を視野に入れた別居準備の中で、一番重要なのがこの3つです。これらのことをしておくことで、離婚問題をどれだけ有利に進められるかが大きく変わってきます。少し時間がかかっても、衝動的に家をとび出したい気持ちになっても、ここだけはおさえておきましょう!
1.財産にかかわるものは名義を確認しておこう
主に、財産にかかわるものには以下のようなものがあります。他にも資産がある場合は、必要に応じて準備してください。特に不動産や保険など、財産になるものについては、名義が誰になっているのかを確認しておきましょう。
- 預金通帳、印鑑
- 年金手帳
- 不動産、賃貸等の契約書
- 生命保険、学資保険の証券
- 源泉徴収票、または 所得証明書
2.持ち出せないものはコピーや写真をとろう
夫名義の通帳なども、確認できる場合は同じように一度見ておいたほうがよいです。ですが、自分名義でないものは持ち出すことはできませんので、夫の通帳や源泉徴収票や所得証明書など、収入が分かる資料もコピーや写真をとっておくことをおすすめします。
財産分与の金額を計算するのに役立つほか、別居中の生活費を請求する際に、金額を計算する目安となります。
別居中の生活費の請求(婚姻費用)については、こちらの記事でも書いています。
3.結婚してからのお金の動きを把握しておこう
上に挙げたもののうち、自分名義のものは確実に持っていきましょう。通帳の入出金の履歴などを見られてしまうと、不必要に詮索される可能性もあるかもしれません。
何年も前に引き出したお金を何に使ったのかなんて、覚えておけないし、聞かれてもすぐには答えられないものですよね。
知らないところで通帳を見られてしまう前に、持ち出した通帳は一度目をとおしておくのがよいと思います。
結婚してからどういうお金の動きがあったのかを思い出して、大まかに整理しておくことをおすすめします。(家計簿などをつけていれば一目瞭然だったかもしれないですね^^;)
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住む家をさがそう
実家に戻ることが可能な場合は、すぐに使わない荷物を少しずつ運んだりしながら、準備をしていくこともできると思います。アパートを借りる場合は、条件に合った物件の情報集めをはじめましょう。
入居決定で引っ越し祝い金が必ずもらえる賃貸情報サイト
祝い金がもらえる賃貸情報サイト「キャッシュバック賃貸」では、業界最大級の物件数で全国の賃貸情報を検索するのにとても便利です。さらに、入居が決定すると、最大で5万円の引っ越し祝い金が必ずもらえます。新居に必要なものを買い足すのに役立つ、うれしい特典ですね。
引っ越し祝い金がもらえる方法は、以下の2つの方法で契約した場合です。
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引用:「キャッシュバック賃貸」
祝い金がもらえる賃貸情報サイト「キャッシュバック賃貸」で物件を検索する
引っ越しのための荷造りをしよう
貴重品以外の荷物をまとめていきましょう。先ほども書きましたが、実家に戻れる場合は、季節外れの洋服や、時々使う家電製品など、すぐには必要ないものは少しずつ運んでいくことができます。
内緒で持ち出したい荷物はトランクルームでスマートに管理!
実家が遠方でなかなか足を運べない場合は、荷物を前もって荷物を運ぶわけにもいきません。また、夫に内緒で別居の準備を進めている場合は、まとめた段ボール箱などの荷物を見られてしまう危険があります。
しばらく使わない荷物であれば、スマホひとつで部屋が片付くトランクルームアプリ「サマリーポケット」に預ける方法があります。引っ越しが完了するまでの期間、このようなトランクルームやレンタルスペースを利用するというのもひとつの手段です。
(「サマリーポケット」より)
「サマリーポケット」の使い方を簡単に説明します。
- アプリ内で5種類のボックスの中から、使いたいボックスを注文。
- ボックスが自宅に届きます。(送料無料で届きます)
- 預けたい荷物を詰めて、アプリ内で集荷を申し込みます。(送料無料で送れます)
この3ステップで荷物を預けることが可能で、預け中の保管状態をアプリから確認できるという優れものです。
- 引っ越しの荷物を夫に見られたくない
- 捨てられない物がある
- 子どもの思い出の品を捨てられない
- 引っ越し先に収納が少ない
このような方には特におすすめです。取り出しの際の届け先も自由に設定できるので、引っ越しが完了するまでの期間は預けておいて、落ち着いたら新居に届けてもらうことができます。
スマホひとつで部屋が片付くトランクルームアプリ「サマリーポケット」
後で電話がかかってこない!引っ越しの無料一括見積もり
これから引っ越し業者を検討するなら、簡単に一括見積りがとれる「引越しラクっとNAVI」がおすすめです。
- できるだけ安い業者を選びたい!
- でも他の業者を断ったりするのは面倒・・・
一括見積といえば、あとから色々な業者から電話がかかってくるのが面倒ですよね。
「引越しラクっとNAVI」は、見積もりをとった後よくある電話攻撃が一切なし!
ただでさえ別居や離婚のことでストレスを抱えている状態です。
「他の業者、どうやって断ろう」という余計な対応を考えるより、子どもやあなた自身のことなど、目の前の課題に集中するのが最優先ですね。
(「引っ越しラクっとNAVI」より)
嵐のような電話攻撃を受けない引越し見積もりサイト【引越しラクっとNAVI】
不要品を整理しよう
一度に持ち運びできる荷物は限られています。今後それほど必要のなさそうなものは、この際思い切って処分する!というのも、ひとつの方法ですね。
私は別居直後、1年半くらい実家に住まわせてもらっていました。現在住んでいるアパートに引っ越してきたのですが、アパートが狭く収納が少ない!
離婚成立後、元夫から送られてきた私のすべての荷物のうち、洋服などは半分以上処分してしまいました。今もなるべくものを増やさない・置かないように気をつけています^^;
先述したトランクルームなどを利用してまで保管しなくてもよさそうなものは、買取専門店に出すなどして、なるべく身軽にしておくのがいいですね。
自宅にいながら不要品の買い取りができるリサイクルサービス【エコファ】
こちらは、家電やスマホ、おもちゃ、アクセサリーや洋服、本などありとあらゆるジャンルの不要品の買取サービスを行っている「ecofa(エコファ)」です。
(「ecofa(エコファ)」より)
苦労して店舗に持ち運んでみたけれど、思ったより買取金額が少なくて何だか損した気分…なんてことになりそうですよね。
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別居準備マニュアルまとめ
別居の準備について基礎編・応用編として書いてきましたが、いかがでしたか?
- 色々な財産の名義を確認する
- 相手の名義の書類はコピーや写真をとる
- 結婚してからのお金の動き(大きな買い物など)を確認する
- 必需品(日常生活・離婚手続き)をすぐ持ち出せる準備をする
- すぐには必要ない荷物を整理する
事前の準備を念入りにすればするほど、経済的にも助かることが多いですし、その後の生活のトラブルも極力、少なくすることができます。
以上、参考になることがあれば嬉しいです!
基礎編をまだ読んでない方はこちらからどうぞ!